結婚式や誕生日に大切な人に贈るサプライズムービー 『ありがとうを贈る』│サプライズ体験記

結婚式や誕生日に大切な人に贈るサプライズムービー 『ありがとう』を贈る│『ありがとう』を贈るサプライズムービーとは?

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★ 結婚式でサプライズ
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神奈川県のある夫婦のお話しです。

2人は大学中に子供ができて世間的に言われる
「できちゃった婚」でした。

当時、二十歳だった夫婦には結婚式を挙げる
お金もなく、ただ籍を入れただけ。

今は子供も大きくなり、6歳と4歳の女の子。

完全に結婚式をするタイミングは逃し、夫婦の
間でも結婚式をするという考えはありませんでした。

そんな時、奥さんの友人のアサミさんが、
奥さんとお茶をしているときに
「一度でいいからウエディングドレスを着てみたい」
という夢があることを知りました。

アサミさんは、夫婦のために「内緒で」
結婚式を挙げさせてあげることを決めました。

2人は大学時代の友人だったため、共通の
友人がたくさんいます。

アサミと友人たちは、友人知人60名、夫婦の
ご両親と親族30名に声をかけ、式の準備をすすめます。

当日は夫婦に「ウエディングドレスを着て
写真が取れる」というサービスを友人たちから
プレゼントするから、予定を空けてとアポを取ります。

ところが、ここで大きな問題が出てきます。

奥さんのお父さんは元々2人の結婚に大反対。

元々お寿司屋さんの頑固おやじで有名だったお父さん。

もちろん今回の式にも参加をしないと言います。

お母さんがいくら説得しても、お父さんは
「俺は行かない」の一点張り。

アサミさんは何度もお父さんに会いに行きました。

「まさし君(旦那さん)は本当に素晴らしい人です。
いつも、周りの友人のことを気遣って行動できるし、
みんな彼の努力を見ているから分かります。

彼もなかなか言いませんが、お父さんに
認められるようにって、今も一生懸命働いて、
家族のことも本当に大切にしているんですよ。

エミさん(奥さん)が選んだ人のことを
信頼できないなんて、ひどすぎます!」

アサミさんは、違う時には違う切り口で
お父さんを説得しようと試みます。

「お父さんの気持ち、分かります。勉強を
するようにって出した大学で、子供ができて、
大切に育てたエミさんが取られてしまった。
そんな気持ちになるのも当然です。
本当はどうしてほしかったんですか?」

手を変え説得しても、お父さんは結婚式に
出ることを「うん」とは言いませんでした。

ところが、式が3日後に迫った日、
状況が急変してスタッフに連絡が入りました。

結婚式には出ないと言っていた お父さん。

突然式に出ることを決めたんです。

実はアサミさん、何度も説得に行くだけに
留まらず、大学時代の友人たち全員から
2人の結婚式に対するお父さんへの感謝の言葉を
集めてお父さんに届けていたんです。


 エミさんのことを育てたお父さんお母さん、
 2人は本当に素晴らしい夫婦です。
 世の中で普通といわれる手順を踏んで結婚した
 どんな夫婦よりもステキな家庭を作っています。
 でも、それはまさしの努力なしではできない
 ことだし、またご両親のエミさんへの愛情が
 なければ実現しなかったことだと思います。


こんな言葉がたくさんもらって、お父さんは
心から感動したようです。

スタッフに電話をかけてきて
「当日、式に出るから一つだけわがままを
聞いてほしい」と。

そして、結婚式当日。

夫婦は、友人からプレゼントされた
「ウエディングドレスとタキシードで
フォトウエディング」だけを受けるつもりで
子供を連れて式場にやってきます。

子供たちも普段着ないようなお姫様みたいな
格好に大はしゃぎです。

チャペルで写真を撮り、カメラマンが
「では、披露宴会場に移ってあと数枚撮ります」

披露宴会場に移動して扉を開けたとたん、
入場の音楽と共にたくさんの拍手が聞こえてきます。

2人にスポットライトが当てられて、
たくさんのおめでとうの声。

もちろん、2人には何が起きたか分かりません。

友人知人、会社の同僚に両親から親戚まで・・
みんながそろって2人のことを祝福します。

でも、そこにエミさんのお父さんの姿は
ありませんでした。

披露宴が進行していき、友人たちの
余興が終わって、いよいよ宴もたけなわ。

そんな時、新鮮な魚介類が乗ったワゴンと、
カウンターが現れて、それと共に寿司職人の
格好をしたお父さんが入場してきます。

お父さんは照れながらも2人に向けて
謝罪とお祝いの言葉を述べました。

「まさしさん、今まで私はあなたのことを
誤解してしまっていました。エミにも本当に
すまないことをしました。今回、この式を
計画してくれたアサミさんと、2人の友だちの
心のこもった言葉を見て、私は、今まで人の何を
見てきたんだと反省した。本当に申し訳ない。

もちろん、こんな言葉だけで許されるとは
思っていないが、これからの2人のために
今日は心をこめて寿司をにぎらせてもらいます。

アサミさん、お友達のみなさん、これからも
2人のことを本当に宜しくお願いします」

お父さんの言葉を聞いて一番泣いていたのは
まさしさんでした。

それから、お父さんのカウンターの前には
大行列です。

お父さんも涙をこらえながら、ずっとお寿司を
にぎり続けていました。

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大切に思っているからこそ、素直に言えないことがあります。
今さら言えないこともあります。
でもそんな言えない言葉だからこそ、
口にだしたとき、気持ちは伝わるんです。

人の心を動かすもの。
それは『感動』なんですね^^